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大胆かつ精密なサンプリング、無駄を削ぎ落とした流麗なコードとメロディライン、そして身体を自然と揺さぶるビート。その完璧なるコンビネーションを作り上げたのは、MCからスタートしながらも、インストゥルメンタルの音楽が持つ魅力に取り憑かれた新世代のトラックメイカー、インナー・サイエンス。フル・アルバムのリリースに先駆け、アルバムより選りすぐった最良トラックを収めた12インチ、遂にsoup-diskより登場!
インストゥルメンタルの魅力とは? 強さとは? そんな問い掛けに、このインナー・サイエンスの12インチ『Material Sampler』は、しっかりと応えてみせる。インナー・サイエンスは、ヒップホップを出発点として、自らマイクを握り、自主でレーベル(oneowner records*1)も運営し、自作のリリースの他、エンジニアも担当し、DJとしてもミックス作品を発表するなど、25歳にして、既に大切な経験をいくつも積んできた。その経験によりもたらされた確かなスキルと地に足の付いた現場感覚、そして、怖れることなくビート・ミュージックの拡張を更新しようとする意志、それらがインナー・サイエンスの音楽を説得力のあるものに仕上げている。
12インチ『Material Sampler』は、11月にリリースされるフル・アルバム『Material』(全15曲収録)から、選りすぐられた5曲を収めたアルバム・サンプラー的シングルである。シンプルなドラムに緩やかに導かれていくのが心地よい「Roaf」、これまたシンプルで骨太なドラムとガラスの破片を散りばめたような上モノが鮮やかな対比を描く「Squcing Lane」、ポジティヴな感情をダイナミックなブレイクに込めてインナー・サイエンスの音世界を最もよく伝える「Urbanlight
Obscure」、細かなパーツのレイヤーが軽妙でパーカッシヴな世界を作る4つ打ちトラック「Bloom」、不穏当な導入部からオールドスクールなラストまで、アンバランスな要素をアンバランスなままに見事に束ね挙げてみせた「Twilight Appears」。いずれも秀逸なトラックばかりが収められた『Material Sampler』、是非ともお聞き逃しのないように。
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