soup021CD
2003.11.22 release
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soup021LP
2003.12.08 release
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riow arai
"device people"

01.intro.
02.break literacy
03.inner blowing
04.mode down
05.hip-ruins
06.star trash
07.functions
08.heavy baby
09.irregular tips
10.supperless
11.non fiction

※LP盤にはCD盤の10曲目“supperless”と11曲目“non fiction”は収録されていません。“non fiction”は 先12インチ『iBeat e.p.』に収録されています。

※LP盤のジャケットは、CD盤と同様のデザインをベースにしていますが、単にサイズを拡大したものとは異なるアートワークを実現しています。

2001年に高い評価を受けた名盤『beat bracelet』から、ちょうど2年。 稀代のビート・プロデューサー、リョウ・アライの待望のニュー・アルバム 『device people』がいよいよリリースとなります。

リニューアル・アルバム『mind edit syndicate』のリリース、 『mind edit』の 英leafレーベルからの ワールドワイドのライセンス・リリースによって、更なる注目を集めているリョウ・アライ。 9月にleafから先行リリースされた12インチ 『disturbance e.p.』は、 すでにヨーロッパで大きな反響を呼び、モーリス・フルトン、LTJブケム、 チキン・リップスのビーン・メレディス、プランプDJs、ミスター・スクラフなど、 幅広い層から絶賛の声が寄せられています。

『device people』は、99年の『mind edit』と01年の『beat bracelet』において確立された、 ロウでファットなビート、及びダイナミックかつ鋭敏なエディットを更にもう一歩押し進めた意欲作です。 SP1200を中心にしたシンプルな制作プロセスは一貫して変わりがありませんが、 『device people』では、各トラックの密度がより濃くなり、 アルバム全体としての統一感が格段に増しています。その結果、 インストのブレイクビーツ・トラックの連続であるにも関わらず、 ある種、ハウスのロング・ミックスや長尺でタイトな生演奏にも通じるような、 アルバムを通しての持続したグルーヴというものを生み出しています。 特に、先行12インチ『iBeat e.p.』にも収録された「non fiction」は、 12分近くに及ぶトラックですが、ワンループのビートをベースに、 サンプラーによる即興演奏をリアルタイムで録音し、 1小節パターンのリズムが最後まで1度もブレイクせず続き、 ループでどこまで行けるかをアグレッシヴに追求してみせたトラックです。

トラック毎にリズムパターンは異なり、スネアやキックの音色もすべて異なっているにもかかわらず、 『device people』は、1曲という概念が希薄で、 言ってみれば、アルバム1枚で1つのビート、1つの音というものを実現しました。 細切れのビート集とはまったく違った方法論に基づいた、 創造性に満ちたビート・ワールドを作り出しています。

以下、リョウ・アライ自身が、今回、『device people』と自身の制作スタンスについて述べたコメントを紹介します。
 
  「今までのアルバムだと最後はメロウな感じで終わったりしてるんですが、今回もそのようにしようと思いつつ、なんか違うなという感じで、ああいうトラックで閉めることにしました。ちょっと長くて躊躇するとこもあったんですが、ビートをやれるとこまでやるというか、最初から最後までの流れとしても容赦ないというか、遠慮ないというか、悔いのない構成になってますね。やはり作ってる方としては最初から最後まで一気に聴かせるというのを理想としてますんで。今の時代はなかなかそういうのは難しいとは思いつつ」
  「MP3を始めたのも(註:自身のホームページ http://riowarai.com/ でMP3によるトラックを既に膨大な数、発表している)、そもそもそんな動機もありまして、この問題は今回急に起こったことではないにしろ、1曲という概念を単純に壊せばいいということでもなくて、その辺は常に揺らいでますね。とはいいつつ、今回そうやって作ってきて、最後の曲なんかは曲っていう概念をすっ飛ばしたいというような感じにもなってきたのですが」
  「自分が叩いたビートをサンプリングしてっていう発想は今のところないです。自分で叩いたビートですべて構築すれば、それはそれで興味をひかれる手法になるかもしれませんが、どうしてもテクニカルな方向にいきますし、自分が生で叩いてるから、それが正解だという風にはあまり考えたくないですね。サンプリング元が自分の演奏だろうが、レコードだろうが、結局今の作り方でも自分のドラミングというか、リズムに対する考え方というのは充分に出てると思いますし」
  「メロディとハーモニーとリズムっていう3大要素があったとして、今僕はメロディを作る意識は殆どなくて、音色とビートで音楽を作ってる意識です。それでまとまってハーモニックな構造が出てくればなぁという感じかもしれません。ただ、例えば生演奏が持っている単一のメロディとかリズムとかの力強さって廃れないもので、そういうテクニックを身につけたいという思いもあるんですが、幸か不幸か全くやる気にならなかったりします。過去にいいものが沢山あるので、別のことをしたいという感じです」
  「結構気軽に作ったものの方が受けがいいということもあったりして、試行錯誤ですね。僕のような音楽の場合、POPSやROCKのような完成度とはまた違った方向性をまだまだ示せるものだと思うので、デッサンと言い切ると語弊があるかもしれませんが、でもそういうものに接するような接し方がないと享受出来ない面は多々あるかと思います。あと、この方面のジャンルは特にヒット曲という概念が薄いので1曲の自己表現というよりも、もうちょっと大きな枠になってくるでしょうね」
photo by kouzaburo sakamoto

riow arai
biography
[ リョウ・アライ ]
95年、FROGMANレーベルのコンピレーション『from the bedroom to the whole universe』でデビュー。 96年、同レーベルよりファースト・アルバム『again』をリリース。97年、プレイステーション用ゲーム・ソフト 「フロント・ミッション・オルタナティヴ」の音楽を制作。同名のサウンドトラック・アルバムをSQUARE SOFTより リリース。
98年、SOUP-DISKのSILVERSTONEシリーズでセカンド・アルバム『circuit'72』を発表。変則ドラムンベースと エレクトロ・ビートによるポップで実験的な世界を展開。「フロア対応国産トラック物では間違いなく今年度のベスト」 (竹村延和)など高い評価を受ける。
99年、サード・アルバム『mind edit』と、限定12インチのブレイク集『mind syndicate』をSOUP-DISKよりリリース。共に、一貫したロウでファットなブレイクビーツ・トラックを収め、現在のリョウ・アライ・サウンドの原型を作り上げる。
01年、限定12インチのブレイク集第2弾『bitter beats』をリリース。 その徹底したビート職人ぶりは、ヒップホップのクリエーター、リスナーからも注目を集めた。同年、通算4枚目となるソロ・アルバム『beat bracelet』をリリース。独創的なブレイク&エディットに更に磨きがかかった本作は、 多くのメディアから絶賛を受け、年間のベスト・アルバムにもノミネートされた。
03年11月、通算5枚目となるソロ・アルバム『device people』を SOUP-DISKよりリリース。また同年、ススムヨコタやASA-CHANG & 巡礼の リリースでも知られる英LEAFレーベルから 12インチ『disturbance e.p.』のリリースと『mind edit』のライセンス・リリースが実現。 今後、ワールドワイドでの活躍も期待されている。
discography
[ cd album ]
1996.04 again (frogman)
1998.06 circuit '72 (soup-disk/silverstone)
1999.08 mind edit (soup-disk)
2003.11 beat bracelet (soup-disk)
2003.09 mind edit syndicate (soup-disk)
2003.11 mind edit (leaf)
2003.11 device people (soup-disk)

[ vinyl ]
1999.11 mind syndicate (soup-disk)
2001.08 bitter beats (soup-disk)
2001.11 beat bracelet (soup-disk)
2003.10 disturbance e.p. (leaf)
2003.11 device people (soup-disk)
2003.11 iBeat e.p. (soup-disk)